尼子の百物語
「百物語」とは、伝統的な日本の怪談会のこと。一人ずつ怪談を語っていき、一話終わるごとにろうそくの火を消していきます。百本目のろうそくが消えたとき、本当に恐ろしいことが起こるといわれています。 肝試しのために行われたという説も残っている百物語。私ども尼子のいたこが皆様に怪談をお伝えしたいのは、決して肝試しのためではありません。幽霊は人間を恐れさせ、危害を加えるものばかりではないこと、あの世に行けずにさまよっている悲しい理由があることをお伝えしたいからなのです。皆様に知っていただくことで、霊たちが成仏できる手助けをしたからに他なりません……。
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