降霊亡き父を呼び出して実現した親子の会話
去年の事です。父が亡くなりました。
父はまだ58歳で、定年後はのんびり暮らしたいとついこの間まで話していたのが嘘のような突然の知らせでした。父が亡くなったその時は葬儀の手続きなどが忙しく、悲しんでいるような余裕はありませんでした。
しかししばらく経って余裕が戻り、父のことを思い出すたびに、「何故もっと親孝行をしなかったのか」と激しく後悔しました。せめて葬式の最中にこの気持ちがあれば、最後に気持ちを伝えることができたのにと、強い自責の念に駆られたのです。
そんななか、死者の魂を呼び寄せるというイタコという霊能力者がいることをTVで知りました。しかしイタコは、東北地方の恐山というところで活動しているらしく、私の住んでいる場所からはかなり遠く、連休でもないと行ける場所ではありません。しかし私は諦めがつかずにどうにかイタコと連絡が付かないかをネットで調べていました。そして私は自宅でイタコと話ができるという電話占い尼子を知ったのです。
電話占い尼子の龍鳳霊能者は、不思議な雰囲気を放っていました。自宅の空気が5度ほど下がったような冷たさを感じ、これが霊能力なのかと受話器を持つ手に力が入りました。
そしていよいよ龍鳳霊能者に、口寄せという霊を呼び出す術を実行してもらいました。龍鳳霊能者は大声で呪文を唱え出したかと思うと、急に黙りました。そして次の瞬間に「弘子」と私の名前を呼びはじめたのです。
私はすぐに、それが父のものだと理解しました。父独特の言葉使いでしたし、親子同士だからこそ直感でわかり合えたのです。私は父との会話を続けたかったのですが、いざ目の前にしてみますと声が詰まって話ができません。そして口寄せにも時間は限りがありました。そんなとき父は、「俺はお前をいつも見守っているから、何が言いたいのかよくわかっている。元気で暮らしてくれればそれで十分だ」と私に言ってくれたのでした。
その後、私は元気に暮らしています。龍鳳霊能者が父を呼び出してくれたことで、いつでも父が見てくれていることを知り、父に恥ずかしくない行動をしているうちに生活は自然と充実していきました。これもすべて電話占い尼子のお陰です。龍鳳霊能者には、いくらお礼を言っても言い足りない程の気持ちです。
【中西弘子さん 42歳 主婦 京都府山科市】