旅行・参詣参拝の際には土地因縁・由緒を知っておくべし
長らく敬遠されていた旅行や遠出に関心が高まっている昨今。知らない土地に行くことは好奇心が刺激される上、ロマンも感じることでしょう。しかし、土地にはさまざまな因縁があります。平癒を願う参詣・参拝熱も高まっている中、神社仏閣にもお由緒があり、建立には理由があるもの。土地因縁やお由緒を知らないことで思わぬ霊障を受けることもあるため、注意が必要です。
原因不明の体調不良のご相談者さまが旅した場所
ある中年のご婦人からご相談を受けたときのこと。ご婦人は頭痛やめまい、吐き気に襲われるようになっており、病院に行くも原因がわからない。やたらに体が重く気落ちもするとのことで、霊障を疑うようになったそうです。電話を受けた途端、ある人気観光地が脳裏に浮上していたため、「〇〇さん、…へ行かれませんでしたか? 」と尋ねると、「どうしてわかったんですか!? 」と驚かれました。
その人気観光地には古戦場跡が多く怨霊が集っており、しかも慰霊・鎮魂を目的とした、怨霊が集いやすい神社仏閣も点在。その割に土地神さまをお祀りする神社がなく、土地の守りが甘いのです。これらを巡っても霊的に鈍く、まったく影響のない方も多いのですが、霊的に敏感な方はその限りではありません。除霊・浄霊を施し、もうそこへおでかけにならないよう助言させていただきました。
源氏の末裔の方が行ってしまった場所
べつのご相談者さまの場合は、壇之浦を訪ねた後、つぎつぎと不幸に見舞われました。壇之浦と言えば源平の合戦場であり、敗れた平家一族の多くが命を落とした場所。こともあろうに、ご相談者さまはそこで軍功を上げた源氏方武士の末裔だったのです。
このときはさすがに除霊・浄霊に時間を要し、終了後お掛けした、「もうご安心ください」という声も絶え絶えなほど疲弊したのを覚えています。このケースを考えれば、先祖についてもあらかたの知識を備えておくことが大切と言えるでしょう。
古戦場のみならず、近年の事故にも注意が必要です。大勢の方が事故で亡くなり、改装後、別名で再オープンしたホテルに宿泊し、憑依されたご相談者さまもおられました。
あらかじめ土地因縁(先祖因縁)・お由緒を把握しよう
参拝でいえば、滅ぼされた・迫害された方を慰霊・鎮魂する目的で建立されている神社は、霊的に敏感な方は敬遠すべきでしょう。(ただし、正式に神さまとして祀られている場合は問題ありません)。病自体を神格化してお祀りしている神社も障ることがあります。
いまはインターネットで、あらかじめどのような因縁を持つ土地なのか、どのような歴史を持つ神社仏閣なのか、大きな事件・事故、お由緒書きなどの内容を調べることもむずかしくはないので、ぜひ事前調査してみてください。とくに神社仏閣の場合は、お由緒やお祀りされている神仏について、知った上で参拝・参詣することはマナーでもあるため、強くおすすめします。
また、調査することで参拝・参詣の目的に合った神社仏閣を選択できるため、充分なご加護が期待できるでしょう。