死後、低級霊として地上でさまよわない生き方とは?
低級霊による霊障に悩むご相談者さまは後を断ちません。霊能者は日々、除霊・浄霊にはげみ、低級霊との接触があるため、死後に霊界に行けず、低級霊としてさまようつらさ・みじめさを熟知しています。誰もがまともな霊界に昇るために、地上ではどのように生きるべきかをご紹介しましょう。
魂の行方を決めるのは、死ぬ間際の状態と認識する
低級霊とは邪気・悪霊とほぼ同じ意味を持ちます。低級霊界にしか至れず、執着のあまり邪気・悪霊として己の幻影を地上にさまよわせる魂と、まともな霊界に昇り、向上・転生輪廻に精進できる魂では、生前、生き方が大きく異なるのです。生き方の結果、死ぬ間際の霊的な状態がよければまともな霊界へ、悪ければ低級霊界に行くことになります。
快楽や怠惰に溺れず、節制を心がける
快楽に耽る・怠惰に過ごしているひとについて、霊能者は腐臭を感じ、守護霊さまが手をこまねいているお姿が見えるもの。最終的には悪霊に支配されます。そのまま亡くなると、悪霊に引っ張られて低級霊界に堕ちるのです。快楽・休息はあくまで、地上での苦難を乗り越えるために、自分を鼓舞する「とっておきツール」と考えて、乱用しないよう心掛けましょう。
スピリチュアルに関心を持ち、知識を深める
霊界の存在を信じず、「死ねばそれで終わり」という刹那的な思考のまま亡くなることで、低級霊界堕ちする…ひとの死に立ち会った霊能者の多くはそうした事例を目撃しているのです。つまり、霊界の神秘、宇宙の法則を知ることで、低級霊界入りを避けることができます。あなたが納得できる宇宙や神仏の理(ことわり)を見つけ、魂が向上する生き方ができるような学びを得ましょう。
自我を超えた、愛情深い人間をめざす
自我を超え、他者を愛することは霊的に非常に高い境地であり、完全に成し得る方は稀少です。しかし、それを最終目標として努力する姿勢が維持できれば、絶対に低級霊界堕ちはありません。他者に全霊で尽くせる方は高貴なまでにかぐわしい香気を放っており、眩しいまでに強く、驚くほど大きなオーラを放っています。
地上という修行の場に用意されたトラップに引っかかったまま流され、人間性・ひいては霊性の向上を怠れば、闇堕ちが待っています。そもそもそのトラップは、霊界にいるとき、本人が設定したもの。覚悟を決めて向き合い、果敢に回収しましょう。そして、トラップへの恐れに打ち克つためには、愛で心を満たし、恐れの居場所を失くしてしまうことがもっとも有効です。