陸奥国の神秘・電話占い
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イタコが切る!愛の縁切り実録

第七話「相性の悪い知人」

人間関係に行き詰まりを感じて占いに相談される方は少なくありません。相性の合わないふたりの縁が近づいた際、関係の犠牲者になりやすいのは内気で心優しいほうの人です。「それは嫌です」「お断りします」といった言葉をはっきり言えず、ストレスで滅入ってしまう人が大勢いらっしゃいます。

数ヵ月前に尼子にお電話相談をされた美南さん(31歳)はまさにそのパターンでした。知人にひとり困った人がおり、その人の強引な言葉をどうしても拒絶することができず、たびたび振り回され、精神的に病んでいたのです。

「わたしは多人数のいる場所に行くのが苦手なんです。でも、その人はとにかく飲み会が大好き。そしてどうしてかはわかりませんが、その飲み会にわたしを強引に誘ってくるのです。『その日はちょっと都合が……』と断ろうとするのですが、『絶対来て!』『大事な用事だから!』『こんなに頼んでるのに!』としつこく言われ、強引に参加させられます。

当然、参加してもちっとも楽しくありません。彼女の友人達はみんなうるさい人ばかりで、話も合わず、加えてわたしはあまりお酒が強くないので、大体ひとりで隅のほうに座り、ウーロン茶を飲んでいます。そんなわたしに彼女は『もっと楽しまなきゃ駄目だよ!』と言うのです。決して悪い人ではないのだと思います、彼女の周りはそういう感じでいいのかもしれません。

でも、わたしはそういうタイプではないし、もう放っておいて欲しい……と思っていました。最近では彼女からLINEが来るたびに胃が痛くなります。そんな時に電話占い尼子の縁切り鑑定を見つけ、すぐにお電話しました」

鑑定を開始した私は、すぐに美南さんの魂を霊視しました。静かな森の奥深くにある澄んだ泉のような性質を持つ魂であることがすぐにわかりました。そして次に、彼女がいつも強引に誘われているという女性の魂を霊視しました。すると美南さんの魂とは正反対とも言える、燃え盛る炎が見えました。

燃え盛る炎と澄んだ泉。どちらも悪いものではありませんが、相性は明らかに悪いものです。彼女は自分の周りにあまりいないタイプである美南さんのことを気に入っているようでしたが、とにかく炎のような派手な気質を持つ人なので、「自分たちのようになって欲しい」と思い、静かな気質の美南さんを強引に誘っていることがうかがい知れました。

「二人はまったく違う気質の持ち主。あなたと彼女は大変相性が悪く、彼女のそばにいるだけであなたは干上がってしまいます。疲れてしまうのも無理はありません。すぐに縁切りをしましょう」そう言い、縁切りの祈祷を開始しました。

元々彼女の一方的な好意を受ける形の縁でしたので、恋愛関係がほつれた者同士の縁などにくらべ、切断するのは容易でした。祈祷を終え、ふたりの間に結びついた友人縁がしっかりと絶たれているのを確認。「もう大丈夫です。彼女はあなたに対する興味を急速に失います。お誘いも来なくなるでしょう」そう告げ、鑑定を終了しました。

一ヵ月ほど経った後、彼女から尼子宛にお礼とご報告が寄せられました。それからしばらくして一回だけ誘われたこと、しかし「その日は用事がある」と言うと以前とは売って変わって「わかった」とすぐに引き下がったこと、それ以降LINEで話しかけられなくなったことが記されていました。

「おかげさまで静かな時間が帰ってきました。彼女に恨みや憎しみはありませんが、ただただ相性が悪かったのだと思います。縁を切ってくれて大変助かりました」とお礼が記されていました。

人間関係のしがらみは何処へ行っても付きまとうもの。「悪気がないのはわかるけど、どうしても苦手……」という人も出遭ってしまうものです。繋がりを自力で切れない、どうしても強く言えない、という方は、霊能者による縁切り祈祷をお勧めします。霊的な縁をばっさりと断ち切ることで現実社会での接点も薄れていき、自然な形で関係を断つことが可能です。

イタコが切る!愛の縁切り実録 / 第七話「相性の悪い知人」