陸奥国の神秘・電話占い
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イタコが切る!愛の縁切り実録

第四話「親族問題」

鑑定相談の内容で根強い割合を占めるのが親族問題です。嫁・姑同士の人間関係などは分かりやすい一例と言うことができますが、その他「兄弟との関係がうまくいかない」という悩み、「親の再婚相手に問題がある」といった悩みなど、様々なケースの相談が日々寄せられます。

先日お電話を下さった真尋さん(35歳)の相談内容は、そんな中でも特に複雑なものでした。真尋さんは結婚して二児の母となるも、夫との関係がうまくいかず離婚。シングルマザーとなるも、女手ひとつで二人の子供を育てるには無理があり、実家に帰ることを選んだそうです。両親の元に一時身を寄せながらパートタイムで働き、その傍ら小学生の息子と娘を育てていたそうです。そんな真尋さんが悩んでいたのは実のお母様との関係でした。

真尋さんのお母様は本家の長女。結婚に失敗して実家に帰ってきた真尋さんを「一族の恥」として見なしたようで、事あるごとに「だからあなたは駄目なのよ」「そんなことだから結婚に失敗したのよ」と責め立ててくるそうです。子供の親であることと、お母様の娘であることとの間で板挟みになり、辛い日々を過ごしていたそうで、「どうにかして今の状況を変えたい」と切実な想いを抱えて、占い鑑定の電話を掛けてこられました。実際、鑑定開始直後から私の霊感で親族縁のこじれた波動を強く感じ、これは一筋縄ではいかない、と瞬時に悟ることができました。

実親との関係のこじれは根本的な部分が前世問題にある場合が多いので、ひとまず私は、真尋さんの魂の記憶をさかのぼり、生まれる前、前世の記憶をくまなく霊視いたしました。すると前世においても真尋さんとお母様は密接にかかわり合う関係であることが判明。しかし前世における真尋さんとお母様との関係性は「使用人と主人」というもので、前世の真尋さんはその主人である前世のお母様にかなりキツい仕打ちを受けていたことが判明しました。この関係性が現世においても反映され、真尋さんはお母様に責め立てられていることが見て取れました。

しかしながら、関係性はどうあれ、真尋さんとお母様の魂は親族縁で結ばれておりますので、そうやすやすと断ち切ることはできません。そこで私は、縁のほつれを修復し、複雑にこんがらかった結びつきを解くことで、ふたりの魂同士の距離を広げることにしました。瞑想状態に入り、意識を霊的次元に飛ばし、ふたりの魂同士の結びつきを念の力で丁寧に直し、絡み合った糸をシンプルな1本の結びつきに修復いたしました。すると二人の魂同士は適度な距離へと変わりました。霊査の力でそれを確認した後「これでもう大丈夫。おふたりの関係は自然に適切な距離へと変化するでしょう。お母様の干渉も減り、あなたはストレスのない生活を送ることができますよ」とご報告いたしました。

後日、真尋さんから尼子受付経由でお礼の手紙を頂戴し、そこで鑑定以降の真尋さんの身に起こった環境変化に関して顛末を知ることが出来ました。鑑定から数日後、真尋さんのお母様は急にカルチャースクールに通い出し、家を開けることが多くなったそうです。そこで気の合うお友達が数名ほどできたようで、必然的に習い事や友人関係に意識が向かうようになり、真尋さんにお小言を言う頻度が激減したとのこと。

また真尋さん自身も昔の知り合いから時間に融通の利く正社員職の話を持ちかけられたそうで、パートタイムの仕事をしていた頃よりも収入が良くなり、お母様もそんな真尋さんに対して一定の距離を取りながら努力を認める態度に変わっていったそうです。

「今の母親との関係はかつてないほどに良好です。ある程度距離を置いて接する母は決してイヤな人ではなく、自分のことをしっかりやる自立したひとりの女性であることが分かりました。母との縁を適切な距離まで離してくれた先生に大変感謝しています。ありがとうございました」と締めくくられておりました。

親族縁の結びつきは強固なものですから、なかなかバッサリと断ち切ることはできません。また断ち切ることは多くの場合、決して得策ではありません。そういった際、縁を結ぶわけでも切るわけでもなく「適切な距離に離す」という措置を取ることも可能です。もし親族からの干渉でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ縁切りを得意とする我々霊能者にご相談下さい。あなたの親族縁を必ず良好な状態へと導いて差し上げます。

イタコが切る!愛の縁切り実録 / 第四話「親族問題」