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イタコの霊媒助言

~恐山観光案内~

霊場恐山

「イタコ=恐山」のイメージがありますが、実はイタコは恐山に住んでいるわけではありません。普段は青森県内外の各地で暮らし、恐山大祭(7/20~7/24)と恐山秋詣り(10月上旬の土、日、月)の期間にだけ、恐山にやって来るのです。

恐山は比叡山、高野山と並んで日本三大霊場に数えられ、信仰の山として有名。 西暦862年に、天台宗の高僧、慈覚大師円仁によって開山されました。円仁が唐に留学中、夢で「汝、国に帰り、東方行程30余日のところに至れば霊山あり。地蔵尊一体を刻し、その地に仏道を広めよ」というお告げを受けたのです。すぐ帰国した円仁は苦労の末、恐山にたどり着いたといわれています。

宇曽利湖

「恐山」という単独の峰はなく、釜臥(かまぶせ)山、大尽山、小尽山などの8峰を持つ、外輪山の総称です。山頂には直径4キロメートルものカルデラ(火山の活動によってできた大きな凹地のこと)があり、カルデラの内部には「宇曽利湖」という湖があります。

「ウソリ」とは、アイヌ語の「ウショロ」(入江、湾などの意味)に由来しており、これが転じて「オソレ」と呼ばれるようになったそうです。

宇曽利湖の湖水は強い酸性のため、ウグイなどがわずかに生息している寂しい湖。湖面は神秘的なエメラルドグリーンの水に目を奪われる一方、湖の北岸は噴気現象が起き、鼻を突く硫気が漂います。北東に流れ出る三途の川は、現実界と霊界との境ともいわれています。

恐山菩提寺

山門をくぐると、40基以上の石灯籠が並び、境内の奥まで参道が続いています。その先にあるのが本尊安置地蔵堂。境内には本殿、宿坊、湯小屋などの建物があり、地獄谷、賽の河原、極楽浜などの場所も。その周辺は噴気現象により亜硫酸ガスが立ち込め、荒涼とした雰囲気。所々に小石が積み上げられ、死者への鎮魂の意を表しています。

恐山菩提寺の境内には60もの温泉があり、そのうち大きな滝の湯、薬師湯、冷抜(ひえ)の湯、花染の湯など5つの湯小屋が共同浴場として使われています。昔はこの湯で身を清めてからお参りしたそう。いずれも白濁した硫化水素を含む酸性緑ばん湯で、神経痛やリウマチ、吹き出物、切り傷などに効くといわれています。

もうすぐ、年に一度の恐山大祭。イタコの口寄せと霊験あらたかな恐山観光にぜひ足をお運びください。

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