陸奥国の神秘・電話占い
menu
降霊が教える感動ストーリー

第三話「消えていなかった夫婦の絆」

「どん底まで落ちた夫婦仲を回復させたいのです」

表面的には、もはや愛が冷めていたり絆が途切れているように見える2人の関係が、深いレベルではそうではなかった、というのは、日々鑑定を行なっていて私がよく感じることです。長野県松本市にお住まいの千鶴さん(仮名・30代女性)のご相談もその1つでした。

彼女の相談は別居中のご主人とのことだったのですが、単なる夫婦仲の問題ではなく、特別な事情がありました。電話がつながり千鶴さんを霊視すると、彼女の心に複雑な感情が渦巻いているのが見えたのです。さらに深く霊視すると、千鶴さんとご主人が別居している原因が、まだ幼かったお子さんの事故死に端を発していることが分かりました。

ご主人とお子さんが乗っていた車が交通事故に遭い、ご主人だけが生き残った。お子さんが命を落としたその事故以来、深い喪失感から千鶴さんとご主人の関係は次第に崩れていき、やがて別居に至ってしまったというわけです。離婚届はまだ出していないものの、時間の問題だろう、とお2人共が認識していることも霊視できました。

しかしながら、より詳細に千鶴さんの心の内を霊視していくと、本心はまた別であることが私には見えたのです。彼女は心の奥ではまだ、ご主人ともう一度やり直したいと願っていました。しかしお子さんが亡くなった責任を感じ、心を閉ざしたかのように見えるご主人とどう接したらいいのか、自分とのことをどう考えているのか分からず苦しんでいたのです。「夫はいま何を思っているのかが知りたいのです」、彼女のその言葉は本心から出た声に他なりませんでした。そして私はご主人の降霊に取り掛かったのです。

「あの子を失って以来、強い自責の念に駆られてしまい、僕は千鶴と真っ直ぐに向き合うことができない。そのことをたいへん済まなく思っているよ。でも君に対する僕の愛はまったく変わってはいない。そのことだけは分かってほしい」

「…それは私も同じ。本当はあなたと別居なんてしたくないし、もちろん別れたくもない。ただ、どう接していいのか分からなくて」

「もちろん問題は僕の方にある。出逢ってから7年、結婚して4年になるというのに、あの事件の後、君に対して自分のすべてをさらけ出せなかった。そのことが君を苦しめていたんだね…」

「今からでも遅くないわ。私はもう一度、あなたとちゃんとした夫婦生活を送りたい」

私の霊視でも、お2人の魂から伸びる縁はしっかり繋がっていましたので、このようにお互いの本心を打ち明け合うことで、夫婦の絆がよりいっそう強まることは見えていました。お子さんを失った悲しみを分かち合うことができれば千鶴さんとご主人の魂は癒され、共に苦しみを乗り越えて行けるのです。そのための助けとして、私は降霊を終えた後でお2人に念をお送りしておきました。

その後、千鶴さんとご主人は別居を解消し、再び一緒に暮らし始めたとのこと。遠隔透視をすると、お2人ともとても前向きな気持ちになっておられましたし、夫婦生活はもう何も問題ありません。


離婚トラブルや浮気をはじめとして、夫婦間で生じた問題のご相談は多数寄せられます。大事なのはお互いの本当の気持ちを知った上であなたにとって最良の道を選ぶことなのです。尼子の霊能者が行なう降霊という霊術はそのために最も適した方法なので、少しでも早く悩みを解決させ、前向きな人生を送りたいという方はどうかご相談ください。

降霊が教える感動ストーリー / 第三話「消えていなかった夫婦の絆」