陸奥国の神秘・電話占い
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口寄せ鑑定再録 霊魂との対話

鑑定実例No.01
「別居中の夫から不倫の事実を引き出したい」

新倉雅美さん(仮名)・35歳・埼玉県さいたま市・ショップ経営

最初に紹介させていただくのは、「現在、別居中の夫が女性と交際している事実を確かめたい」とのご要望を受け、その夫の生き霊を降ろして問い詰めた一部始終の記録です。事実関係があるかどうかを確かめることは通常の霊感霊視によっても十分に可能なのですが、こちらのご相談者の場合は「生き霊と会話することで、相手の気持ちに変化が生じる効果というものを試してみたい」とおっしゃったため、口寄せ鑑定を行うことになりました。

夫の生き霊が霊能者に降り、会話開始

[霊能者] <精神を集中してトランス状態に入る。咳払いし、呻吟するといきなり声が低く変化し、荒っぽい言葉遣いに変わる。夫の生き霊意識を降霊し、自己の身に憑依させることに成功>
……ん……んんんっ。ああ?どこだ、ここは?どうなっている、俺は……。
[新倉] あなた?あなたなの?
[霊能者] んん?えっ!その声、もしかして雅美か?
[新倉]ええ、そうよ。私です。ジュンキ(夫婦の長男の名前)の学校のことで、昨日も何度も電話したのよ。どうして折り返して連絡してくれないのよ?
[霊能者] ……悪かった。でも、するつもりだったんだよ。でも日付が変わる頃まで会社を出られなくて。オオクラの奴がまた営業先でミスを出したものだから、それをリカバリーするのに必死でさ……。
[新倉] オオクラさんって、同じ課の後輩の?
[霊能者] ああ、そうだよ。あいつ、本当にそそっかしくて。おまけに先月、急に欠員が出て、俺とオオクラの2人だけでテンヤワンヤだよ……。
<この後、しばらく自分の仕事に関する夫の愚痴が続くが、本筋に関係ないため割愛。なお、それらは完全に客観的事実と符合しており、相談者は正真正銘、本人の生き霊であると確信する>

のらりくらりとかわす夫にキレる相談者

[新倉] <生き霊が途切れ途切れに語る、支離滅裂な無駄話に苛立ち>
あのねっ、そんなことよりねっ、もっと私にきちんと話さないといけないことがあるんじゃないのっ?!
[霊能者] 何?……今月分の生活費はもう振り込んで……。
[新倉] そうじゃなくて、女のことよ。そっちのマンションに女が出入りしているでしょう?
[霊能者] え……は?……もうとっくに関係は切れたよ。それはおまえも承知じゃないか。それでも足りなくて俺を追い出したくせに……。
[新倉] 前の女じゃなくて、新しい女。もう大概のことは分かっているんだから、大人しく白状なさいな。
[霊能者] ……な……何のことだか……。
[新倉] トキタさん(夫婦共通の知人の名と思われる)がね、見ちゃったのよ。そっちのマンションの近くで、あなたが女と連れ立って歩いているところを。あそこにあるチェーンの▲▲スーパーで、その女と一緒に夕食の買い物をしていたでしょう?
[霊能者] おまえ、何を言っているんだ?俺にはさっぱり意味が……。
[新倉] 隠しても無駄。おかしいと思ったトキタさんがね、私のためにあんたたちの後を付けてくれたのよ!言い逃れはできないの!認めなさい!
[霊能者]  ……。
<言葉に詰まり、黙秘>
[新倉] あんたね、今どきはこんなこと、興信所なんかで調べてもらえばすぐに裏付けが取れるのよ!そういう証拠を揃えたきちんと上で、あんただけじゃなくてその女からも慰謝料を取る裁判を起こしましょうか!
[霊能者] ……お、おい……。ま、雅美、おまえ、何がしたいんだ……。俺を家から追い出しただけじゃ、まだ足らないのか?

ついに不倫相手の素性を告白。相談者の予想と一致する

[新倉] この前も話したけれど、できれば私は離婚したくないの。少なくてもジュンキが独り立ちするまでは。
[霊能者] ……ん……んん。
[新倉] だからね、あなたが会社の女と浮気した時は我慢できなくて、勢いでこういうことになっちゃったけれどね、時間が経って気持ちが落ち着いたら、また同居しても良いと考えていたの。それなのに同じことを繰り返されたら、わざわざ別居した意味がなくなるじゃないの。あなた、ジュンキが可愛くないの?父親としてどう思っているのよ!
[霊能者] そ、それは……。
[新倉] 膝を突き合わせてきちんと話し合いたいって、こっちがいくら言っても、いつも仕事が忙しいってすっぽかして、その挙げ句にまた性懲りもなく新しい女と違う浮気ってさ、ふざけないでよ!
[霊能者] あ……あうっ。……すまない。俺は……俺としては。
[新倉] <しびれを切らす>
ああ、もう良いから。でも本当に離婚ってことになったら、親権は私がもらうし、もちろんジュンキには会わせないわよ!それでも良いのね!
[霊能者] ごめんっ、悪かった。あれは……その、時々行く店の女の子で……ほんの2、3度……。
[新倉] ようやく白状したわね。トキタさんも水商売風の女だって言っていたから、一応は一致するわね。
[霊能者] も、も、もう会わないって約束するっ。だから……。
[新倉] ちょっと考えてみるわよ。明日か、明後日にまた連絡するから、必ず電話に出てよ。
[霊能者] あ、ああ……。

<その後も数分間、やり取りは続くが同じ話の繰り返しなので割愛。霊能者が潮時を見計らって霊を還し、口寄せは終了する>

その後の経過

5月下旬、相談者本人の談

日の土曜日に、久しぶりに外で会ったのですが、顔面蒼白でいかにも焦っているという雰囲気でした。「どうしたの?」と、何も知らない振りをして訊ねたら、私と離婚ということになって、息子が遠くへ行ってしまう夢を見たそうです。
今までは表面的に反省した振りをしているだけで、それはこちらも見抜いていたのですが、先日は一転して心底から危機感を持ち始めたように見えました。知人が目撃した新しい愛人のこともあっさり認め、店内の床に膝を突いて、人目も憚らず土下座しようとしてきたので、それを止めるのが大変だったくらいです。
別居という手段に出てもなお不誠実な態度が治らなかった主人に、少しでも真摯な気持ちを植え付けたいと思い、口寄せをしていただくことを選びました。そして、その目論みはかなりの効果を上げたようです。
おかげさまで、これでようやく話し合いのスタートラインに立てましたので、今後も霊能者の先生のアドバイスを受けながら、慎重に復縁を進めて行こうと思います。とりあえず、ありがとうございました。

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